「育つ」ではなく「育てる」
育てることを愉しむ革小物 “コルティヴァ”
COLTIVA(コルティヴァ)はイタリア語のCOLITVARE=植物を「育てる」が語源です。毎日毎日水をやり育てる植物。毎日毎日使うことで育てる革。「育つ」ではなく「育てる」。育てることを愉しむ革小物、それがCOLTIVA(コルティヴァ)です。地に根を張り育つ植物と堅実で地に足が付いた生き方のイメージを掛け合わせたCOLTIVAには、自然が育む環境をほうふつさせるアースカラーを選びました。森のような深いグリーン、太陽のようなオレンジ、革そのものの色を活かしたナチュラルな生成り、そしてすべてを包み込む大地を思わせるブラックの4色に水染めしました。一枚一枚手で染めることで、製品ごとの風合いの違いを生み出しています。
Concept
使うほどに色味が増し、艶が出てくる
イタリア伝統製法のベジタブル・タンニンなめし
イタリア・トスカーナ地方ピサにあるタンナーPUCCINI ATTILIO(プッチーニ アッティーリオ)にオリジナル・オー ダーした皮革を使用しています。フルベジタブル・タンニンなめしは、イタリアで昔から継承されている特有の伝統的製法。植物から抽出したタンニン槽に原皮を浸し、数週間の時間をかけてじっくり浸透させる、非常に手間と労力のかかる製法です。染色は革の内部まで染める水染め手法。革の味を最優先し加工を最小限に抑えてあるため、革の表面の小傷やシワがやや目立つ事もありますが、使い込むうちに目立たなくなります。反面、感触が良く、使い込むに従って色味が増し、艶が出てくるという大きな長所を備えた革です。
Texture
皮革の特徴を最大限に活かした
「育てる」を愉しむためのデザイン
皮革のエイジングの要素は主に2つ「光」と「接触」です。日光や蛍光灯の下に置いておくだけでも色は変わっていきますが、手で触ることで、手のオイルが革に染み込み、エイジングの速度や色合いに個体差がでてきます。この個性を引き出すために「ダブルホックにする」というアイデアが生まれました。カードケース、キーホルダー、二つ折り財布、三つ折り財布、長財布は、独特のカッティング・ラインに、敢えて大き目のホックを2つ配してあります。ホックの開け閉めのたびに革に触れ、接触が重なる程にエイジングしていく様子を愉しんでください。シンプルなデザインで、素材そのものを愉しむペンケース、IDカードケース等と一緒にお使いいただければ、エイジングの違いを実感いただけます。また、この製品は裏地を一切使わず、革とステッチのみで構造を作り出しています。機能を兼ね備えた構造的美しさも魅力です。
Aging
ちょっと使い込んだようなヴィンテージ感のある
無骨で頑丈な国産オリジナル金具
COLTIVAの文字を刻印したコーキング(カシメ)をはじめ、使用している金具はすべて国内でつくりました。
こだわりはディティールに宿るがごとく、Dカン、ナスカン、ホックに至るまで、すべてオリジナル・デザインで、ビープラ(ちょっと使い込んだようなマット調のゴールド)で仕上げしてあります。
無骨で頑丈な金具は、いくつになっても子供の頃の遊び心を忘れない大人カジュアル「COLTIVA」のアイコン的存在です。